湘南の本拠地を「なんとかしてほしい」 初代チェアマンが”愛のエール”「30年前と変わらない」

川淵三郎氏がゲストとして登壇し湘南について言及
Jリーグは2月2日に「明治安田Jリーグ百年構想リーグ 開幕イベント」を行い、初代チェアマンの川淵三郎氏がゲストとして登壇し、現チェアマンの野々村芳和氏とトークショーを行った。川淵氏はJリーグの創設当時とスタジアムの関係性について歴史を振り返りながら、湘南ベルマーレに対して「見てると寂しくなる。30年前と変わらないんじゃないか」として、今後へ期待のエールを送った。
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川淵氏は1993年のJリーグ創設にあたって「7つの高いハードルを設けた」として、そのうち1つがスタジアムの基準だったと話す。「当時はサッカーがみんな下手だった。昼まで土のグラウンドだと誰も面白いと思わない。でも、ナイターで芝の上でやるとなんか上手く見える、スピード感があるように見える。ナイターで芝のグラウンドがないと絶対に成功しないというので、1万5000人のスタジアムで1500ルクス以上の照明を持つチームだけプロ化に参加させる」という条件を作り、舞台装置から仕掛けていったと振り返る。
そして、当時の日本経済の情勢について「企業と市町村にお金があって、Jリーグが地方活性、地方創生というのをうたい文句にしたことで、各地区の市長さんが地域の住民のためになるようなことをやるらしいからやっても良いんじゃないかと。バブルの頂点じゃなかったらJリーグはスタートできなかった。そして、Jリーグがスタートしてすぐにバブルが弾けた。神のみぞ知るっていうタイミングだった」と話し、各地でスタジアム建設がすすめられた状況について振り返っている。
近年では長崎や広島にサッカー専用スタジアムが建設されている。川淵氏はサンフレッチェ広島との関係について「公園のど真ん中、公園を潰してでも作ってくれるってそんな時代が来るのかって。広島が黒字化してるでしょ。スタジアムが経済的にもファンにもありがたい存在だからね」と話す。
一方で、「湘南ベルマーレなんて見てると寂しくなる。30年前と変わらないんじゃないか」と名指しで指摘。「いろんな事情もあるんだろうけど。なんとか、スタジアムをなんとかしてほしいって。最初は(ベルマーレ)平塚だったけど、湘南全部で何とかするからこの名前にさせてくださって、そこから全然変わってないんだよね。行政の人とも力を合わせて、何とかしてほしいなって。今回は2部に落っこちちゃったから、余計に情が入ってそう思うんだよね」と、厳しさの中にも愛のあるエールを送った。
そのうえで川淵氏は「スタジアムに行くのは試合を見に行くためで、終わったらすぐ帰るというスタジアムの存在じゃ今以上にならない。終わった後も何かできるとか、スタジアムに行くこと自体が楽しい、試合を見に行くだけじゃないプラスアルファがあるように、より一層Jリーグもそうなるように、ヨーロッパやアメリカのメジャーリーグとか、アメリカのエンターテインメントを見て良いところをJリーグに入れて欲しい」と、スタジアムが発する力について将来への期待を話していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















