なぜ浦和の済州戦逆転劇は生まれたのか? ACL8強進出を呼び込んだ「奇跡」のイメージ

浦和の選手たちの大きな励みになっていたのは奇跡の逆転劇

 浦和レッズはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦で、済州ユナイテッド(韓国)を相手に初戦の0-2から第2戦で延長戦を含め3-0と逆転する力強さを見せてベスト8進出を決めた。浦和の選手たちには、欧州最高峰の舞台で起こった奇跡の逆転劇が大きな励みになっていたようだ。

 24日にACL16強敵地第1戦で0-2と敗れて帰国した浦和の選手たちからは、この第2戦が近づくにつれて「バルサ」という言葉が何度も聞かれた。今季のUEFAチャンピオンズリーグ16強初戦でフランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)に0-4の敗戦を喫しながら、第2戦の6-1勝利で逆転8強入りを決めたスペインの強豪バルセロナのことだ。

 奇跡の逆転劇を引き合いに出さなければならないほどの点差ではなかったが、浦和の選手たちにそのイメージが刷り込まれた理由をGK西川周作は試合後にこう話している。

「先週にバルサ対PSGのゲームをみんなで見たんですよ。何回見てもあのシーンには鳥肌が立ったし、今度は自分たちがこういう試合をするんだと」

 

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