今季のJ1走行距離が「1人だけダントツ」 デュエル勝利数と2冠…圧巻のスタッツが「意味分からん」

J1走行距離のスタッツに注目【写真:徳原隆元】
J1走行距離のスタッツに注目【写真:徳原隆元】

トップは名古屋MF稲垣、柏MF小泉が90あたりで1位

 今季のJ1リーグも全38節を終え、鹿島アントラーズが優勝を果たした。Jリーグ公式「J STATS」では各スタッツのランキングが更新され、走行距離ランキングが明らかになっている。

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 走行距離でトップだったのは名古屋グランパスのMF稲垣祥で454.4キロと、2位に入ったアビスパ福岡のMF松岡大起の404.9キロを50キロ近く上回る圧巻の独走だった。稲垣はリーグ38試合3420分のフル出場も記録している。長谷川健太監督の指揮でマンツーマン型の守備を繰り出した名古屋の中、デュエルランキングの1位も獲得するなどハードマークの印象も強い稲垣だが、イエローカードの累積による出場停止もなく、まさに1シーズンを走り切った。

 3位には清水エスパルスのMFマテウス・ブエノがつけて403.9キロ、4位と5位には2位に躍進した柏レイソルのMF小泉佳穂が401.2キロ、DF古賀太陽が390.4キロで続いた。

 ファンからは「本当に全然衰えないなぁ…すごすぎ」「フルマラソン1回分余分に走っとる」「意味分からん…笑」「断トツすぎて素敵」「1人だけダントツ」「ぶっちぎりすぎ」と稲垣についてのコメントが多数寄せられている。その他にも「太陽くんCBなのにこの走行距離は、え???なんだけど」「何度見ても意味がわからない」とCBながら5位にランクインした古賀についてのコメントも寄せられている。

 小泉は前線の選手ではリーグトップの数字を記録したと言え、戦術的な理由で交代になることも多いポジションだけにプレータイムはトップ5の選手で最も少ない2913分だった。90分あたりの走行距離という算出をすると小泉は約12.40キロメートルとなり、約11.96キロメートルの稲垣を超える数字になった。リカルド・ロドリゲス監督の指揮下でボール保持率も高かった柏の中で、常に多くの場所に顔を出しながらチームをつないでいたことがこうしたスタッツにも表れた。

 いずれにしても累積されていく数字を比較するものだけに、このランキングの上位に来る選手は単純な運動量だけでなく、大きな負傷離脱なくパフォーマンスを安定させながら1シーズンをプレーしたことの証明にもなった。

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