千葉FWカルリーニョス・ジュニオに脚光

　来季のJ1へ昇格するチームを決める参入プレーオフが12月7日に準決勝を迎える。2009年に降格して以来のJ1復帰を目指すジェフユナイテッド千葉のキーマンとして、FWカルリーニョス・ジュニオがピックアップされている。

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　千葉は1993年のJリーグ創設に名を連ねた「オリジナル10」の1つで、2003年からチームを率いた故イビチャ・オシム氏に率いられて05年と06年のヤマザキナビスコカップ（現ルヴァンカップ）を連覇した。しかし、オシム氏が日本代表監督となり退任して以降は低迷して09年にJ1で18位となり降格。以降はJ2での戦いが続いている。

　その千葉は最終節に自動昇格の可能性を残して勝利を収めたが、他会場の結果により3位にとどまって6位までの4チームが1つの枠を争う参入プレーオフに回った。初戦は6位のRB大宮アルディージャと対戦する。

　Jリーグを中継するスポーツチャンネル「DAZN」の公式YouTubeチャンネルでは、千葉のキーマンとしてカルリーニョスをピックアップしてゴール集を投稿している。2020年に清水エスパルス入りして来日したブラジル人アタッカーは、昨季限りで退団となり今季から千葉でプレーしている。30試合で10ゴールを挙げたが、特筆すべきことはゴールしたゲームで千葉が負けていないことだ。

　プレーオフのレギュレーションでは、90分を終えて同点の時はリーグ成績上位のチームが勝ち抜ける。つまり、3位から進出の千葉は準決勝と決勝のいずれも引き分け以上、つまり「負けなければ」突破できる優位性を得ている。

　ファンからも「文句なしのファンタジスタ」「すごい」「誰よりも献身的な選手」「なくてはならない存在」「ほんと身体能力バケモン」「本当に万能」「スペシャルな選手」「何もかもがハイレベル」「J1へ導いてくれ」「J1昇格行くぞ！」とさまざまコメントが寄せられている。

　カルリーニョスのゴールと不敗神話が継続すれば、それは17シーズンぶりにJ1の舞台へ返り咲くことを意味する。千葉にとって昇格へのキーマンになるのは間違いないと言えそうだ。