W杯制覇に一番近い国は? 日本は”1%未満”… データ専門メディアが大胆予想

データ会社大手の「OPTA」がスーパーコンピュータを用いて公開
本大会のグループリーグ抽選会が迫った2026年北中米共催ワールドカップ(W杯)について、データ会社大手の「OPTA」がスーパーコンピュータを用いた予想を行い、結果を公開している。そこでは、2024年欧州選手権(EURO)を制したスペインが最も高い確率で優勝するとされた。
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スペインは優勝確率「17.0%」と評価された。ルイス・デ・ラ・フエンテ監督が率いるチームは、EURO優勝までの7連勝のうち6試合を90分間で制し、15ゴールも挙げた。勢いの衰えないスペインは31試合連続無敗と過去の記録を更新している。以前、30試合でこの最長記録を達成したビセンテ・デル・ボスケ監督率いるチームは08年EUROと10年南アフリカW杯の連続優勝を成し遂げているが、今回も同様のチャンスがあると見られているようだ。
また、2位に続くのは前回の準優勝チームであるフランスで「14.1%」とされる。元ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼ氏の持つW杯最多得点記録16ゴールに、わずか2大会で12ゴールを記録して迫っているFWキリアン・エムバペと、バロンドール受賞のFWウスマン・デンベレのいる攻撃陣の破壊力はトップクラス。今大会限りで退任するディディエ・デシャン監督は2018年ロシアW杯でも優勝を果たしているだけに、1934年、38年大会で連覇したイタリアのヴィットリオ・ポッツォ監督以来となるW杯の複数回優勝を達成するチャンスがある。
3位はEUROで2大会連続準優勝、欧州予選を全勝、史上2チーム目となる無失点で突破したイングランドが「11.8%」で続く。10%を超える確率で評価されたのは3チームだが、イングランドには1966年自国開催W杯を最後に主要大会のタイトルに手が届かない歴史に終止符を打つことが期待されている。イングランド・プレミアリーグの隆盛も1つの要因に、世界トップクラスの選手たちを擁するチームはトーマス・トゥヘル監督の手腕次第でタイトルに届く可能性があるとされた。
そこからはセカンドグループという数値になり、「5%」を越える中での筆頭は前回王者のアルゼンチンで「8.7%」となった。やはり、FWリオネル・メッシの存在がクローズアップされ、通算13得点のスターもまたクローゼ氏の最多得点記録を塗り替えるチャンスがある。ドイツ「7.1%」、ポルトガル「6.6%」と欧州の強豪が続く。ブラジルが「5.6%」とされ、欧州クラブで数々の実績を残し、史上初の外国人監督として就任のカルロ・アンチェロッティ氏がW杯でどのような手腕を見せるかが注目の的だ。このグループの最後はオランダで「5.2%」とされた。
その次がダークホースと見込まれるチーム。そこにはFWアーリング・ブラウト・ハーランドを擁してイタリアを破って出場のノルウェーが「2.3%」、南米選手権でMFハメス・ロドリゲスが復活して準優勝したコロンビアが「2.0%」で続いた。ベルギー「1.9%」やウルグアイ「1.7%」と欧州と南米のチームが続き、その他の地域で最も高い確率のチームとして開催国の1つメキシコが「1.3%」で続いている。
日本は出場が決まっている42チームでは17番目のアジア最上位で「0.9%」とされた。他で最も高いのが韓国の「0.3%」だけに、前回大会での実績も含め評価はされているようだ。それでも、過去最高成績のベスト8、あるいはその先を目指すとなれば、客観的に見て格上だとされるチームに勝利する必要があるだろう。
また、イタリアやスウェーデンを含む欧州プレーオフや大陸間プレーオフに出場するチームの優勝確率の合計が「3.7%」とされ、これはオランダに次ぐ9位にあたる。中でも、イタリアはこの数字の大半を占めて優勝の確率があると見られるとされた。
組み合わせ抽選会は米ワシントンで現地時間12月5日に開催される。48チームに拡大された大会で日本は史上初のポット2入りも果たした。どのような対戦が組まれるのか、世界中が注目する日が近づいている。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















