レアルが5季ぶり33回目のリーガ制覇! マラガに2-0と勝利、全試合でゴールの偉業も達成

C・ロナウドが電光石火の先制弾、ベンゼマ追加点で勝負あり

 “白い巨人”が2011-12シーズン以来となるリーガ覇権奪回を果たした。現地時間21日に行われたリーガ・エスパニョーラ最終節のマラガ戦で、クリスティアーノ・ロナウドの電光石火の先制ゴールを皮切りに勝負強さを見せ、2-0で勝利して通算33回目の優勝を成し遂げた。

 17日に行われた延期分の第21節セルタ戦で4-1の勝利を飾ったレアルは、引き分け以上で自力優勝を手にできる状況だった。そのなかで前半2分、あっという間に試合を動かしたのはクリスティアーノ・ロナウドだった。相手のクリアミスをセンターサークル付近で拾ったMFイスコが前方にスルーパスを送ると、抜け出たロナウドが冷静に相手GKとの1対1を制して、1-0と先制に成功した。

 ここ数試合でホットラインと化しているイスコとロナウドの連係で奪い取った先制ゴールで、レアルは今季リーガ全試合でゴールを記録する偉業を達成。またこの時点でマラガに2点以上奪われなければリーガ制覇を果たせる優位な状況となった。それでも同20分にはマラガMFサンドロの際どい直接FKをナバスがポストに激突しながらも必死にかき出すなど、気の抜けない状況のまま、前半を1-0で折り返した。

 後半開始直後、マラガの圧力に対してレアルは受けに回る時間帯が続く。しかし同10分、クロースがキッカーを務めた右CKをセルヒオ・ラモスが合わせる。これは一度GKカメニに防がれたものの、最後はベンゼマが押し込んで追加点をゲット。カメニはオフサイドを主張したが判定は覆らず、2-0と優勝に大きく近づく得点となった。

 その後はジダン監督の真骨頂となった選手交代策で、今季限りでの退団が濃厚なMFハメス・ロドリゲスらを投入。豪華な陣容を完璧にマネジメントしたシーズンを象徴するような戦いぶりで、覇権奪回を成し遂げた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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