本田の今季初得点、462日ぶりの一撃を伊メディア絶賛 「美しいFK」「チームに全てを与えた」

ホーム最終戦ボローニャ戦で本田がFK弾 「サンシーロに素敵なお別れを告げた」

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、21日のリーグ戦ホーム最終戦のボローニャ戦で後半11分から途中出場。同28分に直接FKを決めて今季の初ゴールを決めた。途中出場から3-0の勝利に貢献した本田は、試合後に採点を公開したイタリアメディアでも「チームに全てを与えた。力強さ、活発さ、そして技術」「美しいFKは試合における“お会計”の宣言」と、軒並み高評価となった。

 本田は投入から精力的な動きを見せ、後半20分には右サイドからドリブルでカットインして強烈な左足シュートをニアサイドに放っていた。そして後半28分、ゴール正面23メートルの位置でFKのチャンスを得ると、本田はキッカーを任された。短い助走からゴール右サイドを狙った左足シュートは、スピードも十分で鋭く曲がり落ちるとGKミランテの手を弾き飛ばすようにサイドネットに吸い込まれた。

 本田は祝福するチームメートにもみくちゃにされ、本拠地サンシーロは、ゴール後のアナウンスで「ホンダ!」のコールがこだました。遅まきながらも、これが今季の初ゴールになった。本田のゴールは昨年2月16日のジェノア戦以来、462日ぶりだった。

 ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」は、「デウロフェウ、ホンダ、ラパドゥーラ。ヨーロッパへのチェックイン」として得点者3人を称えた。そして、本田には後半から出場して2アシストのMFマティ・フェルナンデスと並んでチームトップタイとなる「7点」を与えている。

「マティとともに、試合の分岐点になる存在だった。最初は鞭のようにしなる左足シュートでミランテを強襲した。そして、鮮やかな放物線を描いたFKはチームの勝利を決定的にした。サンシーロに素敵なお別れを告げた」

 本田は今季終了後に契約満了となり、退団が決定的な状況になっている。3年半を過ごしたミラノでのラストゲームでの一撃は「素敵なお別れ」と評された。

 

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