19歳日本人の「最後の試合か」 ステップアップは…現地直撃「今はその時期でないかも」

ユールゴーデンの小杉啓太【写真:アフロ】
ユールゴーデンの小杉啓太【写真:アフロ】

ユールゴーデンDF小杉啓太の去就に注目

 スウェーデン1部ユールゴーデンに所属するDF小杉啓太は、今週末にシーズン最後のホームマッチを迎える。19歳の左サイドバックは今冬の移籍が噂されており、これが最後のホームゲームになる可能性が浮上。海外メディアは、ビッグクラブからの関心を集める小杉の去就について報じている。

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 現地時間11月2日に行われるIFKヨーテボリ戦が、本拠地3Arenaでの最後の試合になるかと問われた小杉は、「たぶん。分からない」と返答。自身の去就については不透明であることを明かした。続けて、「夏にも僕が移籍するという噂がたくさんあったから、これについて話すのは難しい。でも、移籍しなかった」と過去の状況を振り返っている。

 小杉は現在の心境について、「今、たぶんその時が来たのかもしれないし、そうでないかもしれない。分からない」と率直な気持ちを口にした。代理人からは他クラブからの具体的な関心について「何も聞いていない」と説明しており、自身の将来についてはまだ定まっていない様子を見せている。

 移籍の可能性が取り沙汰されるなか、小杉はサポーターへの感謝を強調した。「ユールゴーデンのサポーターは僕を愛してくれていて、本当に感謝している。ここに来た日からずっと」とコメント。さらに「パフォーマンスが良くない時でも、彼らはいつも僕を支えてくれた。だから、(ホームでのシーズンを)良い形で終えたいと願っている」と、最終戦への意気込みを語った。

 小杉は最近、サポーターが選ぶ「今年のヤルンカミネン(鉄のストーブ)」賞にもノミネートされた。この賞は、闘志あふれるプレーを見せた選手に贈られるものだが、小杉本人はその事実を知らされておらず、報道陣からの指摘に「ああ、そうなんだ!本当に感謝している」と驚きながら喜んだ。

 小杉は当初、「でも、分からないな。得点王がもらうべきじゃない?」と戸惑いを見せたが、得点王のFWアウグスト・プリスケもノミネートされていると聞くと、「それなら妥当だね」と笑顔で答えた。改めて「長いアウェー遠征にも彼らは来てくれて、僕たちを助けてくれる。ユールゴーデンのサポーターが好きだ」と、ファンへの思いを口にしていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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