浦和がホームで清水に痛恨ドロー 興梠ハットトリックも後半7分間でまさかの3失点

興梠が意地を見せるも勝ち切れず

 しかし、ここから清水の強力2トップが爆発した。まずは同19分、FW鄭大世がペナルティーエリアの左角付近から左足を強振すると、鮮やかン一撃がファーサイドに突き刺さりゴール。さらに同24分、カウンターからゴール前のこぼれ球を鄭大世が押し込んで同点。さらに2分後には、ロングボールを受けたFWチアゴ・アウベスが左足でコースを突いたコントロールシュートを決め、7分間で一気に3点を奪って逆転した。

 まさかの展開に意地を見せたのが、浦和のエース興梠だった。同29分にペナルティーエリア内の中央に進出した関根のラストパスを受けると、GKとの1対1を冷静に決めて同点ゴール。キャリア3回目、今季2回目のハットトリックで3-3の同点に持ち込んだ。興梠にとって、すべて流れのなかから決めたハットトリックはキャリア初のことだった。

 その後はFWズラタン、MF矢島慎也を投入した浦和が勝ち越しを目指して攻勢に出たが、決勝ゴールは奪えず。点の取り合いは痛み分けに終わり、2点をリードしながら勝ち切れなかった首位の浦和にとっては手痛い勝ち点1となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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