J助っ人が母国へ“短期復帰”か シーズン移行期の悩み…海外報道「競争力が不透明」

町田のミッチェル・デュークと新潟のジェイソン・ゲリアに移籍の可能性
2025シーズンの終了後、Jリーグは大きな転換期を迎える。これまで「春秋制」で行われていたリーグを、2026年8月1週頃に開幕、12月2週頃の試合後から2027年2月3週頃の試合までをウインターブレーク期間とし、2027年5月最終週頃に閉幕とする「秋春制」に変更するのだ。
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今シーズンの終了後から2026年8月の新シーズン開幕までについて、Jリーグは「特別大会」を開催するとして、優勝クラブにはAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)2026-27の出場枠が与えられることを発表している。J1リーグでいえば、全20チームが参加して全200試合を行うことになっているが、このシーズン移行期の過ごし方について、一部の外国人助っ人選手が悩んでいるようだ。
米スポーツ専門局「ESPN」は、アルビレックス新潟のDFジェイソン・ゲリアとFC町田ゼルビアのFWミッチェル・デュークというオーストラリア代表歴を持つ2選手が、シーズン移行期の短期移籍を検討していると伝えた。
欧州などの主要リーグはすでに秋春制になっているため、より良いコンディションで北中米ワールドカップ(W杯)を迎えられるが、Jリーグの特別大会の競技レベルが保たれるか、出場機会が確保できるかが考慮されているという。
デュークは「5か月間は日本を離れることになるかもしれない。より良いチャンスが自分にあるか見極めないといけない。それがオーストラリアになるか、その他の国になるか今の段階では分からないが、しっかり考える必要がある。自分の競争力を維持でき、レギュラーとして試合に出続けないといけない。1月から5月の5か月間というのは、W杯に向けて極めて重要な時期となるからね。そのあと、日本に戻ることができたらと思っている」と、自身の考えを語っている。
また「安定した出場機会を得ることが最優先だ。同時に母国に戻って家族や友人の近くにいることも特別なものとなるだろう。でも、W杯に選ばれるために何をするべきかという考えで結論を出すよ」としている。
ゲリアも「しっかり分析しないといけない。J1、J2、J3の特別大会が行われるが、本当に競争力があるかは不透明だ。代表に残る競争に勝つためには、常に挑戦を続け、自分が押し上げられる環境に身を置く必要がある。どうすれば僕たちが最高のコンディションを維持して、W杯の代表チームに参加するチャンスを得られるか真剣に考えて決断しなければならない」と、説明している。
リーグにとっても大きな転換期になるシーズン移行だが、現役の選手たちにとってもさまざまな決断を迫られる機会になるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)






















