クリスタル・パレスが3-3の劇的ドロー 鎌田大地が攻守で存在感…マテタが圧巻ハットトリック

ボーンマス戦にフル出場した鎌田大地【写真:PA Images/アフロ】
ボーンマス戦にフル出場した鎌田大地【写真:PA Images/アフロ】

鎌田大地がフル出場で存在感を放った

 イングランド1部クリスタル・パレスは現地時間10月18日に行われたプレミアリーグ第8節のボーンマス戦に3-3で引き分けた。日本代表の10月シリーズに招集されていたMF鎌田大地は先発フル出場し、2点目でゴールの起点になるなど好プレーを見せた。

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 日本がブラジルから史上初となる勝利を収めた一戦から中3日、鎌田は3-4-3のセンターハーフに入り、ゲームメイクをするとともに要所で身体を張った守備で存在感を放つ。

 勝てば暫定首位に立つボーンマスを相手に、前半のクリスタル・パレスは劣勢を強いられた。前半7分にこの試合初先発となった19歳のフランス人FWイーライ・ジュニア・クルーピに先制点を許すと、同38分にもクルーピに追加点を許して2点のビハインドで後半に入った。

 それでも後半に入るとクリスタル・パレスも盛り返す。後半19分にFWジャン=フィリップ・マテタが同点ゴールを挙げると、そのわずか5分後には鎌田のロングキックを起点とした攻撃からチャンスを作り、最後はマテタがゴール前でボールを押し込み同点に持ち込んだ。

 一気に勝ち越しゴールを狙うクリスタル・パレスのなかで、鎌田は最終ラインの裏を突くパスを出し、球際でも強さを見せるなど、多くの見せ場を作った。勝ち越しゴールを挙げることはできなかったクリスタル・パレスは、後半44分に右サイドから崩され、最後は折り返しをMFライアン・クリスティーに決められて2-3とリードされた。

 このまま試合は終わるかと思われたが、後半アディショナルタイム5分、鎌田が左CKを蹴った際にエリア内でボーンマスがファウルを犯し、クリスタル・パレスにPKが与えられる。これをマテタがゴール左に決めてハットトリックを達成し、同点に追いついた。前節エバートンに敗れて公式戦の無敗記録が19で止まったクリスタル・パレスだが、マテタの活躍もあって2連敗を阻止している。

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