日本代表主将は「ワールドクラスの素晴らしい選手」 指揮官が絶賛…英語での意思疎通も“強み”

指揮官が長谷川唯に期待【写真:松尾/アフロスポーツ】
指揮官が長谷川唯に期待【写真:松尾/アフロスポーツ】

ニルス・ニールセン監督が長谷川唯に期待「彼女らしくプレーしてもらいたい」

 日本サッカー協会(JFA)は10月15日、国際親善試合に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)のメンバー23人を発表。MF長谷川唯(マンチェスター・シティ)は5月のブラジル遠征と6月のスペイン遠征ではコンディション不良により不参加となったため、今回がキャプテンになってから初めての合流となる。

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 ニルス・ニールセン監督は5月に主将に指名していた長谷川について、大きな期待を寄せていることを、オンライン会見で明かした。

「ワールドクラスの素晴らしい選手。どうやったらチームの助けになるかを理解していて、ピッチで引っ張ってくれる。非常に素晴らしい視野を持っているので、ディフェンス面でも攻撃面でも貢献できる能力がある。とにかく彼女らしくプレーしてもらいたい。今回、戻ってこられて非常にうれしいです」

 オフ・ザ・ピッチでの振る舞いも評価が高い。「何か意見があれば、他の選手の前に立って、しっかりと自分の意見を共有してくれる。素晴らしいキャプテン」と指揮官は言う。

 ただ、ニールセン監督は1人だけに負荷をかけるのではなく、長谷川を含めた4人でキャプテングループを作っている。副キャプテンにDF南萌華(ブライトン)、サポート役にDF熊谷紗希(ロンドン・シティ)とFW田中美南(ユタ・ロイヤルズ)を据えている。

「(4人)それぞれに役割分担がある。例えば、なかなかチームに溶け込めない選手がいたらサポートしたり、戦術的に鋭くピッチ上でコーチングをしたりします。試合中でも、議論をして、チームを戦術的にしっかり修正できるような役割ももちろんあります。それぞれが、責任感を持ってやってもらえればいいと考えている」

 もちろん、「まだ日本語を学んでいる最中」というニールセン監督と英語でのコミュニケーションが取れるのも、キャプテングループの強みでもある。結成してから4人が揃っての代表活動も初めてになるため、この遠征での成果を期待するところは大きい。

 長谷川自身は、目指すキャプテン像について「フィールドでは厳しくいく。オンとオフをしっかり切り替えて役割を果たしたい」と語っていた。

 なでしこジャパンは、現地時間24日にイタリア女子代表と、同28日にはノルウェー女子代表と対戦する。これまでチームの心臓としてプレーで支えてきた長谷川が、キャプテンマークを巻いてのさらなる躍動に注目が集まる。

(砂坂美紀 / Miki Sunasaka)



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