札幌のバンディエラ宮澤裕樹がゴラッソも、J1復帰へ窮地に立たされている

　J1昇格に向けて窮地に立たされている北海道コンサドーレ札幌は36歳の“レジェンド”が一矢報いる鮮やかなミドルシュートを決めた。ファンからは「これえぐいなー」との声があがっている。

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　前節、ベガルタ仙台に0-3と完敗していた札幌はホームにモンテディオ山形を迎えた。後半5分、FWディサロ燦シルヴァーノ、同13分にMF國分伸太郎にゴールを許して2点のビハインドを背負う苦しい展開を強いられた。

　迎えた後半26分、左サイドでパスをつなぎ、最後は中央でパスを受けた途中出場の10番MF宮澤裕樹がペナルティーエリアの外から右足を一閃。抑えの効いたグラウンダーのミドルシュートはゴール左隅へ決まり、1点を返した。札幌一筋の“バンディエラ”がゴラッソで意地を見せたが、試合には敗れた。

　宮澤のゴールはSNSで「やっぱ彼でしょ」「魂を感じる」「かっこよ！」「やっぱりコンサドーレには宮澤が必要すぎる」と反響を呼んでいる。しかし、試合に敗れたことでプレーオフ圏内の6位と8ポイント差（4日時点）とJ1昇格に向けて崖っぷちに立たされていることから、「コンサドーレの象徴のゴールからほんとにほんとに逆転したかった」「昨日唯一嬉しかったこと」「あとは勝ちたかった、それだけ」と敗戦を悔やむ声も多く寄せられていた。

　上位の水戸ホーリーホックやジェフ千葉などとの対戦も残っているなかで、札幌は昇格争いに踏みとどまることができるのだろうか。