インテル暫定監督がサポーター怒りの“途中帰宅”に理解示す 「彼らの抗議は全くもって正しい」

ヴェッキ暫定監督「とてもネガティブだ」

「この状況はとてもネガティブだ。ピッチにそのまま伝わってしまっている。わずかなエラーで失点してしまった。多くの決定機を作ったし、支配率も高かった。しかし、前半のミスで負けた。もっと運があれば……」

 だが、チームを見捨てたファンを責めるつもりはヴェッキ暫定監督にはなかった。

「我々はこれがどんな状況か分かっている。ファンの行動には理由がある。彼らはこのチームを、彼らの中のインテルと認識していない。このチームが8位にいることはありえないことなのだから、彼らの抗議は全くもって正しい」

 ヴェッキ監督は応援ボイコットに理解を示した。インテルは2005-06シーズンから5年連続でセリエA優勝を果たした。09-10シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ、リーグ、イタリア杯の三冠を達成した。

 偉大な歴史を持つ名門は、来季6シーズン連続でCLの舞台に立てないことがすでに決まっている。長友は5試合連続で先発出場したが、その間チームは1勝もできていない。4月30日のナポリ戦ではクロスへの対応を誤り、相手に決勝弾を献上したことで、サポーターと地元メディアから槍玉に挙げられた。

 指揮官はサポーターの憤怒に理解を示していた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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