U-22日本代表、苦悩のメンバー発表 U-20W杯まで1か月…海外組を「諦めたわけではない」

山本昌邦ナショナルチームダイレクター「クラブの事情やさまざまなルールが」
大岩剛監督が率いるU-22日本代表は8月29日、東京都内でAFC U23アジアカップサウジアラビア2026予選に臨むメンバー発表会見を行った。U-23の大会となるが、2028年に行われるロサンゼルス五輪を見据えるメンバーで構成。山本昌邦ナショナルチームダイレクターは、海外組4選手を招集した理由を説明した。
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メンバー選考について、「非常に難しい挑戦になっています」と切り出した山本氏。通常5月に行われるU-20ワールドカップが、今年は9月27日からチリで開催される。1カテゴリー2チーム制でロサンゼルス五輪世代の強化を進めている日本にとって、9月3日から行われる今大会との兼ね合いが難しくなっている。
「それがマイナスということではなくて、我々は100人規模、ラージ100をテーマに、100人の代表で誰が出ても戦えるような選手層を作っていこうということで、我々サイドもいろんな仕掛けをしてきました」と山本氏。そこで今大会にDF小杉啓太、MF保田堅心、FW塩貝健人、FW後藤啓介と海外組4人を招集した。
海外組について、山本氏は「素晴らしい選手で、U-20ワールドカップの調整と平行して進めておりますが、クラブの事情やご存知の通りさまざまなルールがありまして、国際Aマッチウィークの期間なら出場が叶います」と説明。U-20W杯への招集は「諦めたわけではない。最後まで粘るつもりです」とし、「どちらの大会にも行かないともったいない活動になってしまう」と今大会に招集した。
また、国内組の招集メンバーにU-20W杯とのダブル選出はあるのかという質問には、「皆さんが非常に注目されるご質問だと思います」と回答。「日程が重なるくらいくっついてるので」と前置きした上で、「そのときの選手の疲労具合によって変わってくると思うので、その辺は今の可能性というところで言うとゼロでは全くないと思っていただければ」と、悩ましい状況を明かした。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



















