「八咫烏」描いた「これぞ奈良、日本のデザイン」 専門家絶賛…和風モチーフの新ユニ

奈良クラブの今季ユニフォームを専門家が解説(写真はイメージです)【写真:産経新聞社】
奈良クラブの今季ユニフォームを専門家が解説(写真はイメージです)【写真:産経新聞社】

「新たなる挑戦」にふさわしい姿へ、奈良がまとう2025年モデル

 今季J3で戦う奈良クラブは、「新たなる挑戦」をスローガンに掲げ、J2昇格に向けて歩みを進めている。そんななか、2025年シーズンのユニフォームは日本の建国神話や伝統文様を取り入れた、奈良らしさあふれるデザインで注目を集めている。今回、サッカーユニフォーム研究家の「ともさん」にその印象を語ってもらった。

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 今季のデザインには、日本サッカー協会のシンボルとしても知られる「八咫烏(やたがらす)」が登場。日本書紀に記された建国神話を背景に、神武天皇を勝利に導いたとされるこの神の使いを、毛筆の力強いタッチでユニフォームに描き込んでいる。さらに周囲には闘志を表現する炎のパターンを配し、地模様には縁起が良いとされる日本の伝統文様「亀甲柄」が施されている。

 ともさんは、「これぞ奈良、これぞ日本のデザインだ」とコメント。「奈良クラブは毎年、地元を象徴するグラフィックデザインが楽しみ」と語り、地域性を反映したデザインの継続に注目している。

 また今季からは、エンブレムも立体型の「ポリクレストワッペン」を採用。ともさんは「今季より、エンブレムに立体型のポリクレストワッペンを採用。高級感のある素材が使われたことで、より引き締まった印象です」と触れ、見た目の印象がより洗練された点を評価した。

 建国神話と縁起の良い文様、そして地域への強いリスペクトが込められた2025年モデル。“奈良の魂”を体現するユニフォームとして、Jリーグの舞台でクラブの新たな挑戦を後押しすることになりそうだ。

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