欧州1部で14ゴール14アシスト…日本人がイングランド移籍 28歳で挑戦「最後のチャンス」

ブラックバーンに移籍した森下龍矢【写真:アフロ】
ブラックバーンに移籍した森下龍矢【写真:アフロ】

ブラックバーンはレギア・ワルシャワから日本代表MF森下龍矢の加入を発表

 イングランド2部ブラックバーンは8月25日、ポーランド1部レギア・ワルシャワから日本代表MF森下龍矢が加入したことを発表した。クラブは3年契約に加え1年の延長オプションがある長期契約になっていることを伝えている。

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 2020年にサガン鳥栖に加入してプロとしてのキャリアを歩み始めた森下は、2021年に名古屋グランパスへ移籍。2024年1月にレギア・ワルシャワへレンタル移籍した後、今年に入って完全移籍を果たしていた。2024-25シーズン、公式戦51試合に出場して14ゴール14アシストを記録し、6月の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のインドネシア戦(6-0)では日本代表として初ゴールを挙げるなど、飛躍を遂げたなか、今夏の移籍市場でイングランドへ渡ることとなった。

 一部では「移籍金は200万ユーロ(約3億5000万円)を超える」という報道もあるなか、クラブの公式HPでは背番号25と自身のネームの入ったユニフォームを持ち笑顔を見せた森下は「僕は28歳でそんなに若くありません。より大きなクラブ、より大きなリーグに挑戦できる最後のチャンスだと思っています。これがブラックバーンへ加入して、イングランドのサッカーを経験する最適なタイミングだったと思うし、だからこそここに来ました」と、移籍を決断した理由を説明している。

 また、「僕は自分をファイターだと思っている。戦うし、昨シーズンはポーランドのリーグで多くの得点を挙げて、アシストも記録しました。同じような結果をブラックバーンのファンにも見せたいし、できるだけクラブに貢献したい。そのためにも得点とアシストを記録したいし、それが自分を紹介する方法だと思う」と意気込みを語っている。

 ポーランドでは、ウイングバックだけでなく、ウイングやインサイドハーフでも起用された森下は「今はどのポジションでもプレーできるようになったと思うし、それがブラックバーンに貢献できるもう一つの方法だと思う。監督が僕のことを本当に獲得したいと言ってくれたことは、とても光栄だし、そんな監督の下でプレーしたいと思ったので、加入できて良かったです」と、移籍成立を喜んでいる。

 すでに3節を消化したイングランド2部リーグでは1勝2敗で16位とスタートダッシュにはやや失敗した感のあるブラックバーン。昨季から所属しているFW大橋祐紀との連携にも期待がかかるなか、森下の加入によってチームが勢いづくかも注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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