英名門の久保獲得は見送り濃厚 守備陣優先で今夏頓挫も…将来の可能性を現地報道「間違いなく有益」

レアル・ソシエダの久保建英【写真:徳原隆元】
レアル・ソシエダの久保建英【写真:徳原隆元】

リバプールが久保に関心を示していた

 スペイン1部レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英は、今夏の移籍市場でイングランド1部リバプールへの移籍が噂されてきた。将来的には現在のエースであるエジプト代表FWモハメド・サラーの後継者になることも期待されていると報じられたが、今夏の移籍市場で久保が日本代表MF遠藤航のチームメイトになる可能性は消滅したようだ。リバプール専門メディア「Anfield Watch」が報じている。

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 今夏、リバプールはポルトガル代表FWディオゴ・ジョタが交通事故で亡くなり、コロンビア代表FWルイス・ディアス、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス、さらに19歳のFWベン・ドークもボーンマスへ新天地を求めた。そのため、新たなアタッカー獲得の必要性が指摘されている。

 新たな9番として、ニューカッスルのFWアレクサンデル・イサクの補強が報じられているが、スペイン1部レアル・マドリードのFWロドリゴ、フランス代表FWブラッドリー・バルコラといった名前も、リバプールが関心を示している選手として報じられている。

 そうした候補の一人として、久保の名前も挙がっていた。記事では「数週間前にリバプールが久保に関心を示した後、レアル・マドリードはレアル・ソシエダと話し合いを持った。レアル・マドリードが保有権の50%を持っており、ソシエダは6000万ユーロ(約104億円)の移籍金を期待している。レアル・マドリードは日本人選手の移籍から得られる移籍金の半額となる2500万ユーロ(約43億円)から3000万ユーロ(約51億円)を諦め、フランス代表DFイブラヒマ・コナテ獲得の交渉材料にしようとしていた」と伝えた。

 久保自身はリバプール移籍を望んだとされるが、この計画はリバプールが残り1年の契約となるコナテの残留を強く望んでいることから、すぐに頓挫したという。それでも記事では「久保は新シーズンのラ・リーガで良いスタートを切った。開幕戦のバレンシア戦では飛びぬけた活躍を見せた。左利きのアタッカーはゴールを決めただけではなく、常に脅威となり続けた。右サイドからのカットインが得意で、モハメド・サラーを彷彿させる選手とみられており、攻撃陣の再編を狙うリバプールには間違いなく有益な補強となるだろう」と、今夏は実現しないと見られる久保の移籍について、将来的には有用になる可能性を強調している。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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