鳥栖の新加入FW、公式戦出場できず契約解除 FIFAの規定抵触…名古屋に続き今季2例目

鳥栖はカピタルDFから期限付き移籍中のクアルクと両者合意のもと契約解除
J2サガン鳥栖は8月4日、カピタルDF(ブラジル)から期限付き移籍中のガーナ人FWマイケル・クアルクと両者合意のもとで契約を解除したと発表した。同選手は名古屋グランパスのFWレレと同様のケースで国際サッカー連盟(FIFA)の規定に抵触し、2025年シーズンの公式戦に出場できなくなっていた。
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20歳のクアルクは今年6月に2026年5月31日までの期限付き移籍契約で鳥栖に加入。しかし、国際サッカー連盟(FIFA)の定める規則に抵触し、鳥栖では2025シーズンの公式戦に出場できない可能性があるため、双方合意のもとで契約解除に至ったという。鳥栖は以下のように声明を発表している。
「この度、サガン鳥栖では、カピタルDF(ブラジル)より期限付き移籍中のマイケル・クアルク選手ですが、その後登録手続きを進める中で、国際サッカー連盟(FIFA)が定める『選手の地位及び移籍に関する規則(RSTP)』第5条第4項に基づき、サガン鳥栖では2025シーズンの公式戦に出場できない可能性があるとの回答がFIFAよりありましたので、両者合意のもと契約を解除することとなりましたのでお知らせいたします」
FIFAの規則では、選手は同一シーズンに最大3チームに登録することができるが、公式戦に出場できるのは2チームまでとなっている。クアレクは今季カピタルDFで公式戦に出場していたほか、期限付き移籍先のフォルタレーザECで州選手権に出場していたため、3チーム目となる鳥栖ではプレーできないことになる。
同様の事例は今年、名古屋でも発生している。フルミネンセ(ブラジル)から期限付き移籍したFWレレはフルミネンセで州選手権、その後に移籍したセアラーSCでブラジル1部リーグに出場していたために、名古屋で25シーズンの公式戦出場が認められなかった。
名古屋は「6月12日に期限付き移籍加入を発表させていただいたレレ選手ですが、その後登録手続きを進める中で、国際サッカー連盟(FIFA)が定める『選手の地位及び移籍に関する規則(RSTP)』第5条第4項に基づき、名古屋グランパスでは2025シーズンの公式戦に出場できないとFIFAより回答がありました。レレ選手のグランパスでの公式戦への出場に関して、ブラジルサッカー連盟(CBF)の規程には、『州選手権はFIFAの定める公式戦には該当しない』という条項があるため、クラブとしてはレレ選手の移籍手続きを進めてまいりましたが、最終的にFIFAへの確認を行ったところ『州選手権はFIFAの定める公式戦に該当する』という回答があったものです」と声明を発表していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















