シュツットガルトのエンツォ・ミローはアトレティコではなくアル・アハリへ

　ドイツ1部シュツットガルトに所属するフランス代表FWエンツォ・ミローは、スペイン1部アトレティコ・マドリードへの移籍が有力視されていた。しかし、一転してサウジアラビアのアル・アハリが移籍の交渉を成功させたようだ。移籍のスペシャリストであるファブリツィオ・ロマーノ記者が、決め台詞の「here we go!」とともに伝えている。

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　左利きで右サイドでのプレーを得意とするアタッカーであるミローは、アトレティコの補強ポイントに合致する存在だった。2028年までシュツットガルトとの契約を結んでいたミローは、昨季のブンデスリーガで29試合に出場して6ゴール5アシストを記録して、複数のビッグクラブの関心を集めていた。

　ロマーノ氏は「アトレティコ・マドリードを出し抜く驚きのハイジャックを見せた。スパーズのオファーもあったなかでミローはアル・アハリでプレーする。選手とクラブ間の口頭契約で合意に達している。クラブとマティアス・ヤイスレ監督は、多大な努力をした」と伝えている。

　ミローを契約合意間近で逃すことになったアトレティコは、別の選手の獲得に動くとされている。これまでスペイン1部レアル・ソシエダに所属する日本代表FW久保建英も候補とされてきたが、同じ左利きの右ウイングのミローを獲得することになれば、久保のアトレティコ行きの可能性はなくなると見られていた。だが、ミローがアル・アハリを移籍先と選んだことで、再びアトレティコの関心を集めることになるかもしれない。