経営権譲渡でクラブハウス改修「期待するばかり」 刻まれる新たなDNA…“傘下”で変化「落とし込みがある」

大宮の仲田歩夢【写真:増田美咲】
大宮の仲田歩夢【写真:増田美咲】

カンファレンスに出席した仲田歩夢が取材に対応

 WEリーグは今週末の開幕に向け8月4日に東京都内でキックオフカンファレンスを実施した。今季からチーム名がRB大宮アルディージャWOMENに変更になったクラブから出席のMF仲田歩夢は、サッカーの面でも「レッドブル傘下のチームでやっていることの落とし込みがある」と話し、体制変更による思わぬ恩恵があることも話した。

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 大宮は約1年前に世界的飲料メーカーのレッドブル社が株式を取得して経営権が移譲された。そして年末にクラブプロパティが変更となり、チーム名も変更に。男子チームはすでに年明けからRBを冠して活動していたが、シーズン制の違うWEリーグに所属の女子チームはこのタイミングで名称が変更になった。

 仲田はその変化について「やっていくサッカーという部分も統一して、男子もそうですし、他の国のレッドブル傘下のチームでやっていることの落とし込みがあると感じる」として「強度やスピード、運動量の部分はRBがついてすごく求められる部分で、全員で攻撃して守備をするアグレッシブなサッカーをやり続けているので、それをピッチで表現できたら見ている方にも迫力があって面白いと思ってもらえるサッカーができると思う」と話した。

 また環境の面についても「すぐに何かが変わったわけではないけど、これから良くなっていくと聞いています」と話す。そして飲料のレッドブルについて、コンディショニングの観点から自己管理するように伝えられているというものの「好きなタイミングで好きなフレーバーが飲める」と、思わぬ恩恵があると笑った。クラブハウス施設の改修も予定されているとして「選手たちとしては期待するばかりです」と話している。

 大宮とタッグを組んでWEリーグ発足に合わせて立ち上げられたチームは過去4シーズンは苦戦が続き、昨季は12チーム中の11位で終えた。それでもクラブで統一された指針があり環境面の改善が期待されることは、今後リーグ内でも存在感を大きなものにするクラブに成長する可能性を十分に感じさせている。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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