勝利の原動力は鹿島の小笠原とL・シルバ 浦和の“武器”を寸断「したたかに戦えた」

効率的な戦いを見せた鹿島

 双方ともにシーズン開幕からAFCチャンピオンズリーグも戦い、負荷の高いゲームを繰り返してきた。そうしたなかここ数週間で気温も一気に上がり、互いに中3日の連戦という環境だっただけに、小笠原は「連戦と暑さはこの試合の要素。したたかに戦えた」と、効率的な戦いを見せて勝利できたと話した。

 浦和は攻撃に変化をつけるMF柏木陽介が負傷欠場したこともあり、意外性のあるパスは少なかった。それでも、浦和の2シャドーがバックパスを選択せざるを得なくなり、スピードアップできなかったのは事実だ。経験豊富な鹿島のダブルボランチは、首位決戦を制する大きな力になっていた。

【了】

轡田哲朗●文&写真  text by Tetsuro KUTSUWADA

 

 

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