浦和と鹿島の頂上決戦で“二人のシルバ”が激突 「彼をフリーにさせてはいけない」と最大級の警戒

昨季まで新潟で共闘したラファエルとレオが再会果たす

 Jリーグを代表する2チームの頂上決戦で、“二人のシルバ”が火花を散らす。Jリーグは4日に第10節の浦和レッズと鹿島アントラーズの首位攻防戦が行われるが、ともに昨季までアルビレックス新潟でプレーした浦和のFWラファエル・シルバと鹿島のMFレオ・シルバが激突する。

 先に日本でプレーし始めたのは、レオだった。2013年にブラジルのポルトゲーザから新潟に加入。中盤で絶大なボール奪取能力を発揮し、Jリーグのナンバーワンボランチとの高い評価を得ていた。そこに、14年夏にスイスのルガーノFCからラファエルが加入。快足を生かしたドリブルを武器としたストライカーは、新潟攻撃陣の中心になった。

 その二人は今季、昨季にチャンピオンシップ決勝を戦った現在の日本でトップ2と言える浦和と鹿島にそれぞれ移籍。ラファエルは浦和でリーグ7試合出場6ゴール、AFCチャンピオンズリーグも合わせて11ゴールと爆発している。また、レオも鹿島の中盤でリーグ8試合に出場して1ゴールと、その実力を発揮している。

 ラファエルは、そんな“兄貴分”であるレオに対して、多大なる感謝の思いがあるという。

「彼はピッチの中ではクレバーで能力の高い選手だけど、個性豊かな人で、周りの人を常に助ける人。僕が初めて日本で生活するにあたって、本当に支えになってくれたのがレオ。一つの言葉では言い表せないような感謝をしている存在ですよ」

 

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