女子サッカーで史上初…アーセナルが100万ポンドを支払いへ 20歳カナダ代表に「破格のオファー」

オリビア・スミスがリバプールからアーセナルに移籍へ
イングランド1部アーセナル女子が女子サッカー史に新たな金字塔を打ち立てる。現地時間7月10日、同クラブは女子スーパーリーグ(WSL)でリバプールに所属するカナダ女子代表FWオリビア・スミスの獲得に合意。史上初となる「移籍金100万ポンド(約2億円)」の大台を突破したと、英紙「デイリー・メール」が伝えている。
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スミスは今季、リバプールの得点源として活躍した20歳の若手ウインガーで、主に右サイドを主戦場とする。昨夏にスポルティング・リスボンから加入したばかりだったが、「たった1年でその市場価値を爆発的に高めた」と報じられており、その急成長が話題を呼んでいた。
同メディアによると、スミスはまだ契約を2年残していたが、アーセナルが「破格のオファー」を提示したことで、リバプールは放出を決断。チェルシーが1月にアメリカ代表DFナオミ・ギルマを獲得した際の「89万ポンド(約1億8000万円)」を上回る金額で、女子選手として歴代最高額の移籍となる見通しだ。
この移籍を巡っては、アーセナル以外にもチェルシーやフランス王者リヨンといった強豪クラブが関心を寄せていた。しかし最終的にアーセナルが「リバプールの評価額を満額で提示」したことで優位に立ち、現在は「個人条件の最終交渉が進められている」とされている。
アーセナルによるこの歴史的な大型補強は、女子フットボール界における移籍市場の価値を根本から引き上げる契機となる。新シーズンに向けて両クラブの戦略にも大きな影響を及ぼすことは間違いない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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