退団が既定路線も…28歳日本人の移籍状況は? 国際大会の影響を現地指摘「今のところ静か」

ボルシアMGの板倉滉【写真:ロイター】
ボルシアMGの板倉滉【写真:ロイター】

ボルシアMG板倉滉の去就に注目

 ドイツ1部ブンデスリーガのボルシアMGに所属の日本代表DF板倉滉は、新シーズンに向け去就の注目される1人だが「今のところ、移籍市場はまだ非常に静かだ。これは夏の大会によるもの」と、クラブの強化責任者が話したという。

【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!

 板倉は契約延長を行っておらず、契約満了1年前のタイミングになる今夏での退団が有力なシナリオとされている。そうした中、専門ニュースサイト「グラードバッハ・ニュース」ではスポーツディレクター(SD)のローランド・ヴィルクス氏による新シーズンのスタート時に行われた記者会見の模様をレポートした。

 その中でヴィルクスSDは板倉の状況について「湖は穏やか」と表現したとされ、その理由を「今のところ、移籍市場はまだ非常に静かだ。これは夏の大会によるものだ。例えばU-21欧州選手権やクラブ・ワールドカップ(W杯)が、まだ進行中だ」と話したという。

 記事ではボルシアMGについて「グラードバッハの財政は逼迫している。ディフェンス、アタッカー、そしてまだ強化が必要な他のポジションの選手獲得に奔走するための資金は、売却によって調達する必要があるだろう」とされている。その中で「特に板倉滉は、ここしばらく、数百万ユーロの移籍金獲得候補と目されてきた。この日本人選手はボルシアMGとの契約を延長せず、チームで最も価値のある選手の一人だ」と、板倉の移籍金がクラブに必要な状況にあるとされた。

 これまでには同リーグのアイントラハト・フランクフルトへの移籍も取りざたされてきたが、移籍市場ではビッグクラブの狙う大物が決まると次々に他の選手たちの移籍話が進むこともある。クラブW杯などの影響で全体的に移籍市場の動きが緩やかなことは、板倉の去就にも影響しているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング