日本人DFの「売却に苦戦している」 新戦力補強ならさらなる苦境へ「冒険を終わらせる可能性」

アーセナルはバレンシアDFクリスティアン・モスケラに関心
イングランド1部アーセナルは、3シーズン連続でプレミアリーグ2位となっている。悲願の優勝に向けて戦力補強を目指すクラブは、今夏の移籍市場でも補強に乗り出すようだ。その一環としてDFをチームに加える意向もあるようだが、それにより2021年夏から同クラブに所属している日本代表DF冨安健洋の立ち場が危うくなる可能性があるようだ。アーセナル専門メディア「Arsenal Insider」が報じている。
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21年夏にアーセナルに加入した冨安は、その強固な守備と最終ラインをどこでもこなせる万能性が高く評価されていた。一時はサイドバックのレギュラーにもなっていたが、昨シーズンは負傷に苦しみ公式戦1試合の出場にとどまっていた。
今夏の移籍市場でスペイン1部レアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディの獲得にも乗り出していると報じられるアーセナルは、スペイン1部バレンシアのDFクリスティアン・モスケラもチームに迎える準備を進めているようだ。
幼少期にバスケットボールやフットサルもプレーし、U-23スペイン代表としてパリ五輪の金メダリストにもなったモスケラは、冨安同様に最終ラインのどのポジションでもプレーすることができる。そのため、同メディアは「モスケラの加入が、冨安健洋のアーセナルでの冒険を終わらせる可能性がある」と、見出しを打って報じている。
記事では「冨安は現在、膝の手術からの回復過程にあり、年末まで復帰できない見込みだ。回復後もミケル・アルテタ監督の序列は低い位置に沈むことになるだろう。アーセナルは今夏、負傷の影響でこの日本代表選手の売却に苦戦している。1月の移籍市場でも彼の健康状態には懸念があるため、厳しい状況に直面するだろう」と、長期離脱が続いていることから、戦力として欲するクラブがない可能性を危惧した。
そして、「モスケラは右利きのセンターバクであり、それはアルテタ監督の序列で彼だけではなく、ベン・ホワイト、ユリエン・ティンバーよりも下に冨安が並ぶことを意味している」と、ケガから復帰できたとしても、冨安を待つ道のりが険しいことを伝えた。
2026年の北中米ワールドカップで、冨安は日本代表の守備の要となることも期待されていた。十分な出場機会を得られなければ、森保ジャパンにも大きな影響を及ぼしそうだが、新シーズンに本来のパフォーマンスを取り戻すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















