胸に“面白さ”詰まった新ユニ「独特な形」 世界遺産から着想…独自デザインが「素晴らしい」

琉球のユニフォームデザインに注目(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
琉球のユニフォームデザインに注目(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

首里城とともにまとう伝統美…ユニークな“面白さ”も光るFC琉球の今季モデル

 今季J3で戦うFC琉球のユニフォームは、琉球王朝の文化とクラブの未来への決意を込めた独自性の強い一着として注目を集めている。今回、サッカーユニフォーム研究家の「ともさん」にその印象を語ってもらった。

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 2025シーズンのデザインコンセプトは、琉球王朝の象徴で、世界遺産の首里城から着想を得たもの。正殿ではなく、上空から見た「御庭(うなー)」の景観を抽象的に落とし込み、ユニフォーム全体にたすき状の斜めラインを配置。このラインは、かつて国王が歩いたとされる特別な道「浮道(うきみち)」を表現しており、その中心には新エンブレムが配されている。クラブが掲げる“頂点を目指す道”が、デザインとして視覚的に表現された形だ。

 ともさんは、特にシャツ前面のスポンサー表現に注目。「シャツ前面のスポンサー枠は筆頭株主である『面白法人カヤック』の“面白い”独特な形になっています。カヤックが仕掛ける“うむさん”(面白いを意味する沖縄の方言)な施策」と称賛する。さらに「スポンサー掲出の方法としては、期限付き胸スポンサー制度などユニークな施策を実施しており、サッカークラブへのスポンサードの垣根を取り除こうとする努力が素晴らしいなと感じています」と、その取り組み姿勢を高く評価している。

(画像はFC琉球の公式インスタグラムより)
(画像はFC琉球の公式インスタグラムより)

 クラブの誇りであるベンガラを基調としたフィールドプレーヤーモデル、サブカラーのゴールドを使用したゴールキーパーモデルと、カラーリングにも琉球の伝統や文化に根ざしたアイデンティティが込められている。デザイン・支援・理念が三位一体となった2025年モデルは、FC琉球が歩むべき“浮道”を象徴する一着として、多くの注目を集めている。

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