浦和が“奇襲作戦”を決行へ「皆さんを驚かす」 相手は欧州名門…指揮官が予告「やったことないことやる」

浦和のマチェイ・スコルジャ【写真:Getty Images】
浦和のマチェイ・スコルジャ【写真:Getty Images】

インテル戦に負ければグループリーグ敗退が決定

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、現地時間6月20日にクラブ・ワールドカップ(W杯)の第2戦、インテル(イタリア)戦の前日会見に臨んだ。そこでは「リーグでやったことのないことをやってみたいと思います」と、サプライズの可能性に触れた。

 浦和は初戦でリーベルプレート(アルゼンチン)に敗れ、インテルはモンテレイ(メキシコ)と引き分けた。グループリーグが上位2チーム突破の関係上、浦和はインテルに敗れると決勝トーナメント行きの可能性が潰える。可能性を繋ぐためには、最低でも引き分けが必要になる。

 スコルジャ監督は「どの試合でも勝つことを欲しているし、狙っています。もちろん明日も勝つために戦おうと思います。もちろんベターな試合展開をしたいし、勝ちたいです。ただし、負けてしまっては大変なことになるのは理解しています」と、状況について話している。

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準優勝のインテルについて「我々の前には山がそびえたっています。とても高い山です。世界のトップクラスです」としながらも、「皆さんを驚かせられると思います。90分あります。どれだけ頑張ったか、そんなに悪いチームでないことを見せられると思います」と、自信も見せた。

 リーベル戦では、Jリーグのゲームとほぼ同じスタメンで臨んだ。指揮官はリーベルのシステムに対応する部分はあったとしながらも、インテル戦について「リーグでやったことのないことをやってみたいと思います。できるだけ効率的であるようにと思っています。得点の能力もあると思います。戦術もないわけではないです。現実的である必要があります」と話す。

 果たして浦和は3バック採用などの奇襲を仕掛けるのか、それともふたを開ければ大きな変更はなく臨むのか。最終的に指揮官がどのような決断を下したか、キックオフ前のメンバー発表の段階から注目される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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