日本代表ユニで初採用「チャレンジングな企画」 世界的デザイナー手掛ける1着は「珍しいモデル」

日本代表の最新ユニフォームにフォーカス【写真:徳原隆元】
日本代表の最新ユニフォームにフォーカス【写真:徳原隆元】

最新のY-3モデルは「珍しい」

 森保一監督率いるサッカー日本代表は、2026年北中米ワールドカップ(W杯)の出場権を史上最速で獲得しているが、「FOOTBALL ZONE」では今回、これまで着用した歴代のユニフォームを深掘り。サッカーユニフォーム研究家である「ともさん」に最新2024のY-3モデルについて語ってもらった

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 コンセプトは「FIRE(炎)」で、世界的デザイナー山本耀司氏(ヨウジヤマモト)とアディダスのコラボレーションブランド「Y-3」が初めて手掛けたものとなっている。サッカー日本代表が持つ力強さ、そして日本という国が持つ神秘的な力を象徴している。

「これまでレアル・マドリードでY-3ブランドのユニフォームがあったが、代表チームでは初のこと。デザイン的にはハンドペイントで描き上げられた青い炎のグラフィックが大きなうねりをあげて燃え上がっている、Y-3らしく他国では見られないような繊細でグラフィカルなもの。青い炎とは温度が非常に高い状態のことで、日本人らしく静かに、それでも最高潮に燃え上がっている様子を表そうとしているのではないだろうか。ブランドロゴとエンブレムがセンター配置なのは日本代表で初めてのこと。エンブレム配置においても同時期の他国のモデルとは一線を画する珍しいモデルと言える」と、ともさんはこれまでの代表ユニフォームとの違いを語っている。

 さらに「W杯カタール大会で着用した2022ユニフォームと比較すると、Y-3モデルのほうが生地がより薄く、全体的に軽量になっている印象だ。Y-3が日本代表ユニフォームを作ることにより、既存サッカーファンのみならず、より多くの人々、そして日本国外での注目を集めることも狙いの一つだったのではと推測する。今回オリンピックイヤーということでこのようなチャレンジングな企画およびデザインができたのではないだろうか。おそらく最初で最後のY-3モデルか?『欲しい時にユニフォームはない』という個人的格言に従えば、まだお持ちでない方はぜひご購入をお急ぎいただきたい」と、言及している。

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