6年連続黒字の浦和、初の純資産10億円超え 2ステージ制廃止で「1シーズンに戻り良かった」

株主総会後に浦和の淵田代表が語る 「ステージ優勝で収入が伸びた半面…」

 浦和レッズの淵田敬三代表は、28日に行われた株主総会を終えて報道陣に取材対応し、昨季まで行われていた2ステージ制について「本来の1シーズン制に戻ったのは良かった」と総括した。

 浦和は2016年度の決算で6年連続の黒字となり、純資産がクラブ史上初めて10億円を突破したことなど、経営的な安定化が図れたと話した。そして、入場料収入が増加したことにも触れつつ、昨季まで2シーズン実施された2ステージ制を総括した。

「一昨季に第1ステージを優勝したことで、グッズ収入や入場料収入が伸びた半面、後半戦の落ち込みが目立ってしまった。昨季はチャンピオンシップの決勝戦があったものの、その直前のゲームでは伸びなかった。我々が主張していたのは、サッカーはホーム&アウェーで1シーズンの結果を見るべきだということ。本来の1シーズン制に戻ったのは良かったと思っている」

 一昨季、昨季と浦和はチャンピオンシップに進出したが、それぞれ準決勝と決勝で敗れた。年間リーグ順位が下位の相手に2年連続で敗れたことで、大会方式の妥当性などが議論された。そうしたなかで、淵田代表はあくまでも年間のトータルで競うのが本来の形であるという、従来からの主張を話している。

 

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