日本代表MFは「最優先ではない」 英2クラブ関心も…状況複雑化を海外指摘「保証できない」

契約解除金は6000万ユーロに設定されている
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、今夏の移籍市場で新天地を求めると見られている。スペインの移籍メディア「Todo Fichajes」は、「日本人ウイングのレアル・ソシエダでの日々はわずかだ」として、プレミアリーグの2つのクラブの関心を伝えた。
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久保への関心が報じられているのは、日本代表MF遠藤航の所属するリバプールと、日本代表DF冨安健洋の所属するアーセナルの2クラブだ。両クラブは、久保の新たな代理人と接触したが、これまでほど状況は明確ではないという。
久保は今シーズン、5得点0アシストに終わり、目に見える数字を残すことはできなかった。それでもクラブでも、日本代表でも中心選手として存在感を発揮。2029年までの契約を残しているが、レアル・ソシエダが監督とスポーツダイレクターを入れ替えたこともあって、久保の去就は大きな話題になっている。
記事では「6000万ユーロ(約98億円)の契約解除金が設定されている久保だが、この契約解除金は金額を示すだけでなく、移籍を複雑化する可能性もある。レアル・マドリードは(半額の3000万ユーロで)買い戻すか、移籍金の50%を受け取るかで選手の未来に影響を及ぼし得る」と説明。
そのうえで、プレミアの強豪2チームは関心こそ示しているものの、現状を考えると、具体的に動くかは不透明になっている。「アーセナルとリバプールは、ともに攻撃のオプションを慎重に考えている。アーセナルはブカヨ・サカが右サイドでポジションを確立し、左サイドの補強を目指している。一方リバプールは、クロップ後の改革を進める見込みで、サラーの後継者として見られていた久保だが、最優先ではなくなっている。久保は市場で魅力的な名前であり続けているが、ポジションを保証できないなかで高額な移籍金がネックとなり得る」と、伝えた。
サカのいるアーセナル、サラーのいるリバプールのどちらに行っても、これまでの活躍してきた右サイドでレギュラーになるのは簡単ではなさそうだが、久保の獲得に乗り出すクラブは、ほかにも出てくるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















