日本人が欧州席巻「10タイトル獲得」 英3階級制覇、史上初…ファン驚愕「凄い時代」

イングランドでは1部から3部まで日本人所属クラブが優勝、カップ戦も制覇
2024-25シーズンは欧州で計10人もの日本人選手が所属クラブでタイトルを手にした。イングランドではトップリーグのプレミアリーグから3部のリーグ1まで、上位3カテゴリー全てで日本人所属クラブが優勝するいう結果になった。プレミアリーグでリバプールのMF遠藤航、2部チャンピオンシップでリーズ・ユナイテッドのMF田中碧、3部リーグ1はバーミンガム・シティでMF岩田智輝がトロフィーを掲げた。
また、イングランドで世界最古のカップ戦として知られる伝統のFAカップではMF鎌田大地が所属するクリスタル・パレスが決勝でマンチェスター・シティを下し、クラブ史上初の主要タイトル獲得となった。
ドイツでは日本代表DF伊藤洋輝が所属するバイエルン・ミュンヘンが2季ぶりの王座に返り咲き。伊藤は日本人史上5人目のブンデス王者の一員なった。しかし、負傷もあって今季の出場は8試合(1得点)にとどまるなど不完全燃焼といえる1年だっただけに、個人としては来季の復活に期待がかかる。
ベルギーではDF町田浩樹が所属するロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズが90年ぶりとなるリーグタイトルを獲得。ポルトガルではMF守田英正が中核を担うスポルディングがリーグとポルトガルカップとの2冠を達成した。
スコットランドの名門セルティックも国内リーグとリーグカップの2冠を獲得。MF旗手怜央とFW前田大然の2人がタイトル獲得に大きく貢献した。特にシーズン33得点を決めた前田はスコットランドの個人賞を総なめにする活躍で、ステップアップの噂が過熱している。
ポーランドのレギア・ワルシャワではMF森下龍矢が決勝戦で1ゴール2アシストを決めて、カップ戦タイトルをもたらした。森下はシーズンを通しても14ゴール14アシストと大暴れで、今季欧州で最も株を上げた日本人選手の一人といえるだろう。ファンからも「凄い時代だな」との声があがっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)