遠藤航は移籍するのか…地元メディアが注目「新たなミルナー発見」 浮上したコンバート論

リバプールでプレーする遠藤航【写真:IMAGO / Action Plus】
リバプールでプレーする遠藤航【写真:IMAGO / Action Plus】

SBコンバートで「リバプールは約30億円の新たなジェームズ・ミルナーを発見」

 イングランド1部リバプールに所属する日本代表MF遠藤航は、今夏の動向が注目される選手の一人だ。クラブは5シーズンぶりにプレミアリーグ優勝を果たしたが、遠藤はアルネ・スロット監督の下では中心選手とは見なされていない。来年にはキャプテンを務めている日本代表としてワールドカップも控えていることもあり、より多くの出場機会を求める可能性もある。

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 今シーズン、遠藤は公式戦30試合に出場し、リーグ戦は18試合でピッチに立った。しかし、そのほとんどが試合終盤の途中出場で、合計出場時間はわずか226分。ここまで先発で起用されたのはリーグ優勝が決まった後のチェルシー戦(1-3)のみで、リードを守る「クローザー」という重要なタスクを与えられているとはいえ、キャリアの最盛期に多くの出場時間を求めても不思議ではないだろう。

 これまでも他のプレミアリーグのクラブやドイツからの関心も報じられてきたが、リバプール専門メディア「Liverpool World」は、遠藤が新シーズンに向けてリバプールで新たな役割を得る可能性を伝えている。

 リバプールでは、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが今シーズン限りで退団することを発表。これによって空くことになる右サイドバックに、遠藤を抜擢する可能性を伝えた。

「リバプールはトレント・アレクサンダー=アーノルド問題の解決に向けて、1600万ポンド(約30億円)の新たなジェームズ・ミルナーを発見」と見出しを打ち、「リバプールはトレント・アレクサンダー=アーノルドが出て行くのに備えて、右サイドのオプションを強化しなければいけない」とし、21歳の北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーが、その筆頭候補になっていると伝えた。

 そのうえで、「もしかすると、プレミアリーグ王者は新しい選手と契約しなくても済むかもしれない。アルネ・スロット監督は、現有戦力のなかから右サイドバックをこなせる選手を4人見出しており、ユルゲン・クロップ監督が契約したユーティリティーなハードワーカーも含まれている」として、「右サイドバックで起用できるオプションとしてクラブが考えている一人が、遠藤航だ。2023年夏に1600万ポンドで加入した遠藤は、クロップ監督の下で信頼できる中盤の選手であり、後任のスロット監督の下でも同様の役割をしている。今季、MFライアン・フラーフェンベルフが生まれ変わったなかで、遠藤はプレミアリーグの優勝が近づくにつれて、勝利をつかみ取る役割で信頼を増していった」と、今シーズンも出場時間が短くなったなかで評価を下げていないと報じた。

 さらに「遠藤に最近与えられている役割は、ジェームズ・ミルナーのものと比較できる。彼もクロップ監督の下でキープレーヤーであり、揺るぎない信頼を寄せられて、しばしばチームを離れることのあったアレクサンダー=アーノルドの右サイドバックを含め、ほぼすべてのポジションでプレーした。アンフィールドのファンに愛される32歳の遠藤は、スロット監督が新たな選手を補強するかどうかに関わらず、似た役割をこなせる。ファンは彼がチームに残り、重要な役割をはたすことを大いに喜ぶだろう」と、この2シーズンで遠藤が認められていることを強調した。

 今シーズンも要所を締めて、リバプールのリーグ優勝に貢献した遠藤。リバプールにとどまり、クラブのレジェンドである元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーの足跡をたどるような選手となっていくのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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