日本代表MF慰留へクラブ秘策「役立つなら」 エース番号“解禁”の可能性を現地報道「話し合う」

フライブルクの堂安律【写真:Getty Images】
フライブルクの堂安律【写真:Getty Images】

フライブルクはCL出場まであと一歩となっている

 ドイツ1部フライブルクは今夏に移籍の可能性が浮上している日本代表MF堂安律の残留を望んでいる。慰留のために長年空き番号となっている背番号「10」を用意する可能性が浮上しているようだ。

 フライブルクは現地時間5月10日に行われたブンデスリーガ第33節でホルシュタイン・キールに2-1で下し、最終節を残して暫定4位に浮上。クラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得にあと1勝に迫った。勝ち点「4」差で5位のドルトムントが11日の試合で敗れた場合もCL出場が決まる。

 この大躍進を支えていた選手の一人が間違いなく堂安だ。ここまで全33試合に出場して9得点8アシスト。右サイドから攻撃の中心として活躍した。

 そんな堂安は現在3位のアイントラハト・フランクフルトからの関心が伝えられるなど、今夏の去就が注目を集めている。そうしたなかで、衛星放送「スカイ・スポーツ」ドイツ版によれば、クラブは背番号「10」を提示して堂安の慰留に動く可能性があるという。

 チームを率いるユリアン・シュスター監督は「もし彼がここに残るために必要不可欠なポイントになるのであれば、間違いなくそうするだろう。伝統が守られるのはいいことだと思うが、それに常に意味があるかどうかは別の問題だ。フットボールの世界では迷信に頼ることもある。だが、それ(背番号10)が彼をここにとどめるために役立つなら話し合う準備はできている」と堂安へ10番を与えることに前向きなコメントを残していた。

 ドイツ「TAG24」によれば、フライブルクでは2012年から背番号10が空き番号となっているという。10年以上の空白だったエースナンバーの解禁で、クラブが熱望する日本代表MFの慰留は成功するのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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