国立競技場には4万9991人が詰めかけた

　ジェフユナイテッド千葉は5月6日、J2リーグ第14節で大宮アルディージャと国立競技場で対戦し、1-2で敗れた。3月30日のジュビロ磐田戦で敗れて以来、7試合ぶりの黒星となった。

　直近2試合を引き分けていた千葉は、開始早々に先制点を奪われた。前半5分、右コーナーキック（CK）から最後は大宮FW豊川雄太に右足で押し込まれた。いきなりリードを許したが、前半20分に追いつくことに成功。左サイドのDF前貴之の鋭いクロスにFW石川大地がドンピシャで頭で合わせた。その後も決定機を迎えるなど押し気味に進めたが、同点のままハーフタイムを迎えた。

　後半になると、大宮がリズムをつかむ。同8分、中盤で相手からボールを奪うと一気にカウンター。最後は右サイドのFWカプリーニが送ったクロスを千葉DFがクリアできずにオウンゴールとなり、勝ち越しに成功した。その後は千葉が攻め立て、何度もチャンスを迎えたが、大宮GK笠原昂史の再三の好セーブに阻まれ、最後まで同点に追いつくことはできなかった。

　今季J1では国立競技場で6試合が開催されたが、ホームチームの成績は1勝1分け4敗。唯一の勝利は、FC東京が4月25日のガンバ大阪戦を3-0で勝った試合のみで、この日の千葉も含めると、1勝1分け5敗となった。なぜかホームチームが勝てない現象が続いている。

　この日の入場者数は4万9991人。J2最多の2024年9月28日の清水-横浜FCの5万5598人を超えることはできなかったが、J2史上2番目の入場者を記録した。

　また、同日に同じ会場で行われたWEリーグ第20節のジェフ千葉レディース-大宮アルディージャVENTUSも2-2で終了。WEリーグ史上最多2万6605人の入場者を記録したが、ホームチームの勝利はならなかった。