小野、浦和サポーターの拍手とブーイングに感謝 思い出の地で「嬉しかった。気持ちは伝わる」

浦和サポに「うらやましさはあります」

「いつもレッズを応援してくれてありがとうございます、と。こんなにたくさんの人が試合に駆け付けてくれるのはありがたいことだし、自分がここにいた時は当たり前のように思えていたことが、当たり前ではないと気付いた部分もあるので、うらやましさはありますよ。ただ、コンサドーレのサポーターにも似たようなものを感じますから、今日は負けて悔しかった。この素晴らしい環境でサッカーができたのは、今日の1日が僕にとって素晴らしい財産だなと思います」

 2014年のシーズン途中から札幌に加入し、チームの一員としてJ1昇格を勝ち取ったからこそ、この日の浦和戦を迎えることができた。試合に敗れた悔しさを話しつつ、どこかに嬉しさを感じさせる笑顔を見せた小野にとって、リーグタイトルとアジア王者を勝ち取った思い出のピッチに舞い戻った1日は、特別なものになっていた。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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