小野、浦和サポーターの拍手とブーイングに感謝 思い出の地で「嬉しかった。気持ちは伝わる」

「ブーイングだなと。それが当たり前」

 小野自身にも、その思いは伝わっていたという。

「来る前は拍手かブーイングかどっちかなと。たくさんの人が拍手してくれて嬉しかったですね。(ピッチに入った時)あ、ブーイングだなと思いましたけど、それが当たり前のことでね。気持ちは伝わるし、終われば拍手で送ってくれるので、本当に感謝しています」

 アディショナルタイムを含めても15分弱のプレーに「色々やりたいとは思ったけど、何にもできないで」と振り返ったが、後半42分にDF福森晃斗が直接フリーキックを決めて1点差に迫った場面では小野もキッカーの位置に立ち、プレッシャーを掛けた。「蹴りたかったんですけど、あの距離とコースだとフク(福森)が左足で蹴った方が良い」とキッカーを譲ったのだと明かす。

 試合後には浦和サポーターから大きな拍手を浴び、スタジアムの四方向全てに手を挙げて応えていた。小野にとって、浦和のサポーターは今でも特別な存在であるようだ。

 

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