プレミアでの“979分”「難しい時期」 日本代表の主力が現況を吐露「ほかの選手の方が優れている」

鎌田大地がクリスタル・パレスでの現状を語った
日本代表MF鎌田大地が3月17日、千葉県内で北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選バーレーン戦(20日=埼玉)に向けた練習初日に合流した。室内での調整にとどまったこの日、所属のイングランド1部クリスタル・パレスではなかなか出場時間を確保できずに苦戦。もがきながらも前を向いて踏ん張る今の胸の内を明かした。
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「まずは基本的にチームの状態が良くて、チームが勝っているというのもあって、選手を変える必要がない。シーズン初めはボールをつなごうとしたり、そういう部分はやっていましたけど、それで勝てずに、ロングボールをよく使うチームになったのと、またセットプレーをすごい大事にしているチーム。ロングスローだったり、セットプレーの得点もプレミアで今一番多い。そういう部分でなかなか自分がやりたいようなサッカーというのにはなっていないし、自分自身も今のサッカーをやっていて、ほかの選手の方が優れているなという部分も感じる。難しい時期だなというふうには思いますけど、いろいろいい経験になっている部分もあるし、良くなっている部分というのもあると思うんで、しっかり頑張っていけたら」
移籍して1年目。プレミアへ挑戦し、序盤は先発のピッチに立つ時間も多かった。だが、年をまたいで徐々に先発の機会は激減。リーグ24試合で979分の出場時間にとどまっている。鎌田にとっては試練の時期だ。
「基本的に自分がシーズン始まる前に思い描いてたようにいったことはないし、僕らの職業だけじゃなくて、どの職業でもそうだと思うんですけど、いつチャンスが来るかも分からないし、本当にそれが成功するかも分からない。自分の今までの経験上、そう難しい時期もしっかり自分を信じてやってきて、今のところまで来ることができているのでしっかりやり続けるということはすごく大事だと思う。それの難しさも分かっているんですけど、続けていけたら」
道のりは平坦ではない。これまでプレーしたドイツでもイタリア壁にぶつかったときはあった。それでも、日々の努力を続けて日本代表の欠かせない存在にまで成長した。W杯まであと1勝。鎌田が今、見据えるのは目の前の一戦だけだ。
「今の位置にいることができているのは当然のことじゃないと思う。W杯最終予選というのはすごい難しいものだというのもわかっている。しっかり自分たちが続けてきた努力だったり、ハードワークのおかげで今ここにいることができていると思うんで、しっかり次の試合でW杯出場決められるようにチームとしてはやっていきたいと思う。自分たちがしっかりやるべきことをしっかりやることが大事だと思う。バーレーンというよりも自分たちにフォーカスして、やっていけたら」
この苦境を乗り越え、まずは日本に“北中米切符”をもたらす。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)




















