“ダービー男”浅野の2発が首位再浮上を導く 指揮官も「素晴らしい動き」と称賛

カールスルーエ相手に2戦3得点 シュツットガルト公式「巨人へと成り上がった」

 シュツットガルトの日本代表FW浅野拓磨は、現地時間9日に行われたブンデスリーガ2部第28節、カールスルーエとのダービーマッチでドイツ移籍後初となる2ゴールをマークした。全得点を挙げる活躍ぶりを公式サイトでも大きく報じ、監督やチームメートからも賛辞を受けている。

 浅野はこの日、前半26分に左サイドのMFクリスティアン・ゲントナーのクロスに対して巧みに抜け出し、頭で押し込んで先制ゴールをゲット。さらに後半16分にも味方のシュートのこぼれ球に詰めて、この日2点目をマークし、チームの全得点を挙げる活躍で6試合ぶりの勝ち点3奪取に導いた。

 同サイトでは1点目のゴールシーンについて「1メートル73のタクマ・アサノが、メルセデス・ベンツアリーナの巨人へと成り上がった」、2点目は「再びゴールスコアラーはタクマ・アサノだ。今季の4得点中、カールスルーエ相手から3ゴールを奪った」と絶賛。浅野の“ダービー男”ぶりについても紹介している。

 シュツットガルトはカールスルーエ戦を迎えるまでの5戦で4分1敗と勝ち点を積み重ねられず、前節には2位に転落。それだけにこの一戦を迎えるにあたって、チームにもプレッシャーがかかっていたようだ。ハンネス・ヴォルフ監督は「5試合連続で勝利から見放されていて重圧があったので、簡単な1週間ではなかった」と話すとともに、「我々はクリスティアンのクロスと、タクマの素晴らしい動きによってリードを奪うことができた」と、先制点が大きな価値を持ったと称賛している。

 

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