「ACL必見のU-23選手」に日本勢4人選出 データ上で“世代最高”と評価されたのは…

守備力の高さが称賛された新鋭ボランチ

 続いて名前が挙がった日本人選手は、ガンバ大阪のMF井手口陽介だった。「135分しかプレーしていないにもかかわらず、タックル数はトップ5に入る。ボールリカバリー数12も、45分以上プレーした選手のうち、彼を上回るのは二人しかいない」として、3試合のなかでちょうど半分にあたるプレータイムでありながら、守備的な数値はチーム内でトップクラスであることが示された。

 グループHのG大阪は現在、1勝2敗の勝ち点3で3位。しかし、2位の済州ユナイテッド(韓国)とは勝ち点1差と決して突破を諦めるような状況にはない。11日はアウェーで3連勝中の江蘇蘇寧(中国)との対戦が控えているが、最低でも勝ち点1を持ち帰ることが求められる。そのためにも、中盤で守備力が発揮できる井手口の存在は有用になるはずだ。

 川崎フロンターレからはMF三好康児がピックアップされた。「まだフル出場はしていないが、その限られた時間の中で6回のドリブル突破と44回のパスを記録している。早い時間帯で10人になったイースタンSC(香港)戦で見せた、ピッチ中央でのパフォーマンスは際立った」と評価された。

 グループGの川崎は3戦3分の勝ち点3で3位。シュート成功率10%が示すとおり、決定力不足が勝ちきれない状況を生んでいる。12日にはホームに、1勝2分で首位の広州恒大(中国)を迎える。負けないだけでなく、勝利という結果を残すためにもスーパーサブ起用が濃厚な三好の活躍に期待がかかる。

 

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