レアル対アトレチコ、両軍ベストメンバーを起用 白熱のスペイン首都決戦は1-1痛み分けに

ロナウドの先制点かと思われたが、アトレチコDFが魂の顔面ブロック

 白熱のスペイン首都決戦は痛み分けに終わった。リーガ・エスパニョーラ第31節、レアル・マドリードとアトレチコ・マドリードの「マドリードダービー」が行われ、1-1ドローで勝ち点1を分け合った。

 両チームとも来週ミッドウィークにはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝を控えるなかベストメンバーを起用。レアルは前節でベンチ入りしなかったFWクリスティアーノ・ロナウドとFWベイルが先発復帰し、FWベンゼマとの「BBCトリオ」を配備。一方のアトレチコもレアルへの移籍話が取りざたされるFWグリーズマンが先発に名を連ねた。

 試合は激しい球際の局面が発生するなか、両軍ともに鋭い出足でボールを奪ってから攻撃を仕掛ける展開が続いた。まず大きなチャンスを迎えたのは前半27分のレアル。ロングボールに対してベンゼマの見事なトラップからロナウドとのワンツーで抜け出し、ベンゼマが強烈なシュートを放った。しかし、これはアトレチコGKオブラクが間一髪防いだ。

 そして同30分、中盤で前を向いたMFモドリッチが右45度でフリーになったFWロナウドへスルーパスを送る。これを受けたロナウドが強烈な右足シュートを放って先制点かと思われたが、アトレチコDFサヴィッチがゴールラインぎりぎりでの“魂の顔面ブロック”でかき出した。

 対するアトレチコも負けていない。同38分にレアルのパスミスを奪ったグリーズマンが単騎のドリブル突破でシュートまで持ち込む。ゴール右隅に飛んだボールは何とかレアルGKナバスが弾き出す。互いが決定機を作ったが前半をスコアレスで折り返した。

 

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