広島が工藤の決勝弾で待望の今季初勝利! 森保監督「選手がよく頑張ってくれた」と称賛

後半7分に工藤がヘディング弾 泥沼4連敗から広島が初勝利

 J1リーグ第6節のガンバ大阪対サンフレッチェ広島戦は、開幕戦以来となるFW工藤壮人の先制弾を守り切った広島が1-0で勝利を収め、今季6戦目でリーグ戦初白星を手にした。

 前半はともにゴール前に迫りながらも決定打を欠く展開となったなか、均衡が破れたのは後半7分だった。ボールを保持する広島は中央から打開を図り、MF 柴﨑晃誠が縦パスを入れると、MFアンデルソン・ロペスがつないで、MFフェリペ・シウバが強烈なミドルを放つ。これはクロスバーに阻まれるも、跳ね返りを工藤が頭で合わせて先制点。今季2点目を決めた工藤は、広島サポーターの目の前まで一気に駆け寄ると、看板の上に立って喜びを爆発させた。

 広島は虎の子の1点を守り切って1-0のまま逃げ切り、待望の今季初勝利となった。広島は今季5試合を終えて1分4敗(勝ち点1)・2得点7失点と大苦戦。開幕戦で引き分けた後、泥沼の4連敗を喫して17位に沈んでいたが、ようやく長いトンネルから脱した。 広島の森保一監督は「選手がよく頑張ってくれた」と称賛し、「ガンバは本当に強敵なので簡単な試合にはもちろんならないと思っていた。これまで流れの中からゴールは取れなかったが、シュート数はリーグの中でもトップを打っていたし、続ければ入ると思っていた。これを機に続けていけるようにしていきたい」と笑顔を覗かせた。

 一方のG大阪は今季3勝2分・11得点5失点と唯一無敗をキープしていたが、本拠地で広島に土を付けられる形となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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