ブラジル圧巻の8連勝でW杯出場一番乗り 英メディア「監督でこんなに変わるなんて…」

BBC記者は「ガミガミうるさいドゥンガが去り…」と、チッチ新体制の安定感を絶賛

 ブラジル代表は現地時間28日にロシア・ワールドカップ(W杯)南米予選でパラグアイに3-0で勝利し、同予選圧巻の8連勝を飾った。そして、その後に行われた試合で同予選3位のウルグアイがペルーに1-2で敗れたことで首位ブラジルのW杯本大会出場権獲得が確定した。英公共放送「BBC」は「ブラジルがパラグアイを下し、ロシアへの出場権を確実にした」とカナリア軍団を称えている。

 南米サッカーに精通する同局のティム・ヴィッカリー記者は、元ジュビロ磐田のドゥンガ前監督を解任してチッチ新監督を招聘した判断が状況を一変させたと語った。

「予選の三分の一が消化した時には、ブラジルは南米予選6位に沈んでいて、2018年のロシア行きを逃す危険があった。監督でこんなに変わるなんて。ガミガミうるさいドゥンガが去り、カリスマ性と聡明さを備えたチッチが来た。そして彼はすぐさまインパクトを与えた」

 ドゥンガ前政権ではこの南米予選2勝3分1敗とスロースタートだったブラジルだが、チッチ監督就任後は無傷の8連勝。全く別のチームのように生まれ変わると、世界最速でW杯出場権を獲得した。「彼のチームは8連勝し、24得点を決めたが失点はわずか2だ」とヴィッカリー氏もその安定感を絶賛した。

 

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