タイ戦途中出場の本田を伊メディアが酷評 「日本の中でミラニスタ本田は不満足なプレー」

唯一の見せ場は交代直後のシュート パス成功率は64.3%、敵陣では53.3%に低下

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、28日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選、本拠地タイ戦で後半21分から途中出場したが、ゴールに絡めないまま試合は日本の4-0快勝で終わった。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、「ポーカー(4得点)を達成した日本の中で、ミラニスタ本田は不満足なプレー」としてパフォーマンスを酷評している。

 日本が3-0とリードした時点で投入された本田は、交代直後の同24分に左45度からファーサイドを狙ったシュートを放つも、見せ場はこのシーンくらい。アジアサッカー連盟の公式サイトで公開された試合データでは、24分間のプレーで14本のパスを通すも、成功率は64.3%にとどまり、敵陣では53.3%まで低下した。

 今季ミランでリーグ戦でのプレータイムが100分間に満たない本田は、その悪影響が代表チームでのプレーに影響していると23日の敵地UAE戦後にイタリアメディアで指摘されていた。タイ戦でもその評価を覆すようなプレーはできなかった。

 ミランは今週末のリーグ戦に向けてトレーニングをスタートしているが、ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」では、本田と南米勢(コロンビア代表DFクリスティアン・サパタと同FWカルロス・バッカ)はチームに合流する最後の選手になるとレポートされている。厳しいポジション争いを強いられている本田にとって、代表戦による移動と日程もハンデになりそうだ。

 試合後にはバヒド・ハリルホジッチ監督と通訳を交えて話し合いを持っていた本田だが、この苦境をいかに脱するのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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