日本代表MFが欧州で「無謀なタックル」 クラブも不調…一発退場に現地見解
鎌田はフルハム戦にスタメンも後半に一発退場でチームも敗戦
イングランド・プレミアリーグのクリスタル・パレスに所属の日本代表MF鎌田大地は、現地時間11月9日のフルハム戦にスタメン出場したものの、後半31分に足の上がったタックルで相手に突っ込んでしまいレッドカードが提示された。英衛星放送「スカイ・スポーツ」でも両チーム最低の採点を与えられた。
前半終了間際の失点で1点を追うクリスタル・パレスの試合展開で後半31分、鎌田は少し流れてしまった味方のパスを猛然と追いかけるが、その先にはボールを処理しようとする相手DFケニー・テテがいた。多少バウンドしているボールに対し、鎌田は勢いを緩めることなく足を上げたスライディングで突っ込んでしまった。相手選手の右スネ付近に鎌田の足裏が入る危険なタックルで、主審に迷わずレッドカードを提示されてしまった。
10人になったクリスタル・パレスはさらに1失点して0-2の敗戦を喫した。11試合を終えて1勝4分6敗の勝ち点7で、降格圏直上の17位と苦しいシーズンを送っている。
スカイ・スポーツでは、公開した採点で鎌田を両チーム単独で最低の「5点」と評価。タックルについて「(足が)高く、無謀なタックル」とした。少なくとも次節が出場停止になる鎌田は、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦う日本代表の活動へインドネシアで合流する。苦しいシーズンの中で良くないプレーが出てしまったが、切り替えて臨みたいところだ。
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