市場価値81億円、ソン・フンミンを唯一上回った日本人 日韓にひとり食い込んだ“伏兵”

アジアのTOP20を日韓勢の大半が独占【写真:徳原隆元 & ロイター】
アジアのTOP20を日韓勢の大半が独占【写真:徳原隆元 & ロイター】

アジア人選手の市場価値ランキングを公開、久保建英が約81億円でトップ

 ドイツの移籍情報サイト「Transfermarkt」がアジア人選手の市場価値ランキングを公開。約81億円で日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)がトップに立ったほか、同FW三笘薫(ブライトン)、韓国代表FWソン・フンミン(トッテナム)、同DFキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)ら日韓勢がトップ20の大半を占める結果となった。

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 同メディアは「ヨーロッパのトップリーグの中にアジア人選手が増えていることは以前から顕著になっていた」として日本や韓国から多くの選手がヨーロッパ主要リーグのチームでプレーしていることに注目。「過去10年でソン・フンミンはプレミアリーグで最も安定したスター選手の一人で、久保建英やキム・ミンジェも5大リーグのなかでスターになっている」と個々のインパクトを伝えた。

 そうしたなか、現時点で最も市場価値が高いアジア人選手となっていたのはレアル・ソシエダの攻撃陣を牽引する久保だった。その価値は5000万ユーロ(約81億円)と推定されている。

 その下には、いずれも4500万ユーロ(約73億円)の評価で2位三笘、3位キム・ミンジェ、4位ソン・フンミンの3人が並んだ(同額の場合は年齢が若いほうが上位)。さらに以下、3500万ユーロ(約57億円)の日本代表DF冨安健洋(アーセナル)、3000万ユーロ(約49億円)の日本代表DF伊藤洋輝(バイエルン)、2500万ユーロ(約41億円)の韓国代表MFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)と同FWファン・ヒチャン(ウォルバーハンプトン)、2000万ユーロ(約32億5000万円)の日本代表FW南野拓実(モナコ)、1800万ユーロ(約30億円)の同MF堂安律(フライブルク)と続き、トップ10は日韓勢が占領した。

 また、11位から20位までは10人中9人が日本人選手で、MF鎌田大地(1800万ユーロ/クリスタル・パレス)、DF板倉滉(1500万ユーロ/ボルシアMG)、守田英正(1500万ユーロ/スポルティングCP)、FW古橋亨梧(1400万ユーロ/セルティック)、MF遠藤航(1300万ユーロ/リバプール)、DF菅原由勢(1200万ユーロ/サウサンプトン)、FW中村敬斗(1000万ユーロ/スタッド・ランス)、MF旗手怜央(1000万ユーロ/セルティック)、DF町田浩樹(1000万ユーロ/ユニオンSG)が名を連ねていた。

 17位にはトップ20で唯一日韓以外から、オランダのトゥウェンテでプレーするインドネシア代表DFミース・ヒルハース(1000万ユーロ)がランクイン。オランダ人の父とインドネシア人の母を持つ同選手はU-21オランダ代表でのプレー経験があるものの、A代表はインドネシアを選択。今年1月のアジアカップで史上初の決勝トーナメント進出を果たすなど躍進している同国で史上最も価値のある選手と評価されていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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