日本クラブに17失点…「壊滅的な敗戦」 海外チーム会長“格差”に衝撃「この結果に失望」
AFC女子CLで浦和Lに0-17敗戦、海外チーム会長が大敗に衝撃
三菱重工浦和レッズレディース(浦和L)は10月6日に行われたAFC女子チャンピオンズリーグ(CL)グループCの初戦でオディシャFC(インド)を17-0で一蹴。対戦国メディア上では衝撃的な大敗が話題となったなか、オディシャFCの会長がSNS上に寄せたメッセージに脚光が当てられている。
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新たに今季開幕したAFC女子CLのグループ初戦、浦和Lが圧巻のスコアで華々しいスタートを切った。前半に塩越柚歩がハットトリックをマークするなど8得点を奪うと、後半も怒涛のゴールラッシュを展開。伊藤美紀が4得点するなど、終わってみれば17得点無失点の大勝となった。
この結果を受け、インドのニュースチャンネル「TIMES NOW」は「日本側は55本(公式記録は56本)という驚異的なシュートを放ったのに対し、オディシャはわずか1本。浦和の執拗なまでのプレッシャーと、臨床的なフィニッシュは、インドのチームには手に負えないものだった」と、実力的な格差が浮き彫りになった結果を持って伝えた。
さらに「オディシャFCのラジ・アスワル会長は、この敗戦が『屈辱』であることを認め、両チームのクオリティーに大きな差があったことを認めた」と綴り、クラブSNS上に寄せた同会長のコメントに注目。その文面の冒頭では「屈辱と呼ぶか屈辱感と呼ぶかはあなた次第ですが、オディシャFC女子が喫した結果は、アジア女子サッカーの頂点に立つ大会において、どのチームにとってもデビュー・キャンペーンとして理想的なスタートとは正反対のものだった」と、衝撃的な敗戦への心境が綴られた。
ショッキングな敗戦が現地メディアで反響を呼んだなか、同会長は「サッカーの質の差は誰の目にも明らかだった」と完敗を認めつつ、「この壊滅的な敗戦から教訓を得て、より強くなってこの大会からより良い思い出を作りたい。この挫折がこのチームの将来を決めることはない」とコメント。初戦で屈辱的な大敗を喫しながらも、勇敢に戦った選手たちを労いつつ、今後の奮闘に期待を寄せていた。
なお、今大会のグループステージはセントラル開催方式での1回戦総当たりによって順位が決定、浦和Lの属するグループCはベトナムがホスト国となる。浦和Lは9日の第2節で台中ブルーホエールWFCと対戦。対戦国に衝撃を与えたその実力でさらなる飛躍に期待が懸かる。