日本代表MFは”6番希望“も「起用できない」 プレミア苦戦を現地指摘「激しさに苦しんでいる」
鎌田大地は公式戦7試合1ゴール2アシストを記録
日本代表MF鎌田大地は、今夏活躍の場をイタリアからイングランドへ移した。クリスタル・パレスでのここまで戦いぶりに現地メディアは「イングランドサッカーの激しさに苦しんでいる」と報じている。
サガン鳥栖でプロキャリアをスタートさせた鎌田は、2017年6月にドイツ1部フランクフルトと契約。その後、ベルギー1部シント=トロイデンへの期限付き移籍を経てフランクフルトで4シーズンを過ごし、23-24シーズンはイタリア1部ラツィオへ。試合に絡めない時期もありながら、最終的にリーグ戦29試合2得点をマークした。
そして、今年7月1日に恩師オリバー・グラスナー監督率いるクリスタル・パレス加入が決定。今季はここまでボランチやシャドーなどさまざまなポジションで出場しているが、現地メディア「WE ARE PALACE」は「オリバー・グラスナーと再会して以来、苦戦を強いられている」と言及している。
「クリスタル・パレス全体と同様に、鎌田はまだ落ち着いていない。6番として起用されてきたがおそらくヨーロッパで最も厳しいリーグに馴染む最善の方法とは言えない。日本代表選手をもう6番として起用することはできないだろう」と、本人は常々ボランチで出たいと語っていたが現状は厳しいと指摘している。
その理由として「空中戦に勝つことやボールを持って前進することに関して、効果的な選択肢となるだけの体力に欠けているように思われる。これまでのところ、フランク・ランパードが輝かしいキャリアを築いたように、遅れたタイミングでボックス内に到着してフィニッシュを仕掛けるのが得意なようだ。クリスタル・パレスの18番にふさわしい役割をすぐに見つけられることを願う。そこには明らかに優秀な選手がいるからだ」と適正ポジションでの起用を推奨している。
クリスタル・パレスは3分2敗といまだ勝利がないなか、週末の28日にアウェーでエバートンと対戦する。鎌田の起用法や活躍ぶりに注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)