星稜が日大藤沢に3発快勝 河崎監督不在の中、2年連続決勝へ

 

前半だけで3得点

 

 第93回全国高校サッカー選手権大会は10日、埼スタで準決勝が行われ、第1試合は星稜(石川県)が日大藤沢(神奈川県)を3-0で破った。前回大会準優勝の星稜が、河崎護監督不在の中、盤石の戦いで2年連続決勝進出を果たした。

 先制は22分。PKを阻まれるも、そのこぼれ球を拾った星稜は右サイドからゴール前へとクロスを送る。そのボールが左ポストのギリギリに飛ぶ。これをクリアしようとした日大藤沢DFに当たって、そのままゴールへと吸い込まれた。

 35分には、左サイドをMF藤島樹騎也(3年)と、MF森山泰希(3年)で崩し、中央へとクロスを送る。MF杉原啓太(3年)が、これに反応。ワントラップから左足で押し込み、追加点を挙げた。

 さらに、前半ロスタイムには、 この試合2度目のPKを獲得。これをエースのFW大田賢生(3年)がきっちり決めてリードを広げた。

 大量リードに守られた星稜は後半、今大会3得点のFW田場ディエゴ(3年)を中心に攻める日大藤沢の反撃を抑え、決勝進出を決めた。昨年逃した悲願の初優勝を目指し、新聖地・埼スタの舞台に立つ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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