冨安健洋、プレミアで市場価値1.5倍に上昇 今冬放出の噂…ユベントスが狙う理由とは
インテルに続いてユベントスも獲得に興味
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋はイタリア1部クラブへの移籍の噂が浮上している。イタリア紙「Quotidiano Sportivo」はインテルに続いて、ユベントスも冨安の獲得に関心を示していると報じた。
冨安は2019年から2シーズンにわたってイタリア1部ボローニャで活躍。評価を高め、2021年夏にアーセナルへ引き抜かれた。複数ポジションをこなせる万能性や戦術理解度の高さ、対人守備の強さに定評があり、ミケル・アルテタ監督からの信頼は厚いが、現在は負傷で長期離脱中。イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリなどライバルの加入もあって移籍の噂が浮上し、セリエA王者インテルからの関心が伝えられていた。
最新のレポートによれば現在セリエAで4位のユベントスも守備の補強候補として冨安に関心を示しているという。ユベントスのフットボール・ダイレクターを務めるクリスティアーノ・ジュントーリ氏は1月に守備の補強を考えており、センターバックとサイドバックをこなせる多才な選手を求めているため、冨安に白羽の矢が立ったようだ。ボローニャとアーセナルのクラブレベルでは主にサイドバックを務め、日本代表ではセンターバックとして活躍する冨安は「ティアゴ・モッタ監督にとって完璧」とそのポテンシャルが評価されているようだ。
冨安のアーセナルとの契約は2026年まで。ボローニャからアーセナルへ移籍した際の移籍金はおよそ2000万ユーロ(約32億円)だったが、記事では「現在の価値はおよそ3000万ユーロ(約48億円)」とおよそ1.5倍に上昇していると伝えられている。なお、ドイツの移籍情報サイト「Transfermarkt」によると市場価値は3500万ユーロ(約56億円)となっている。ユベントスとしては冨安を獲得するためには「持続可能なビジネスプランを立てる必要がある」とも伝えられていた。
24-25シーズンはまだ公式戦のピッチに立っていない冨安。冬の移籍市場で新天地を求める可能性はあるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)